IOCは、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアとその同盟国のベラルーシの選手について、去年のパリオリンピックでは国としての参加を認めない一方で、「AIN」と呼ばれる国や地域を代表しない「中立な立場の個人資格の選手」として参加を認めていました。
そして、開幕まで5か月を切ったミラノ・コルティナ大会でもこの判断を継続することを、19日の理事会で決めて、記者会見で明らかにしました。
会見でコベントリー会長は「パリ大会と全く同じアプローチで何も変わらない」と話し、参加の条件として軍の関係者や軍事侵攻を積極的に支持する選手は認めないと説明しました。
選手の資格を審査する委員会が設置されることも決まり、3人のメンバーの1人として国際体操連盟の渡辺守成会長が選ばれました。
個人資格で出場する選手は、開会式での入場行進ができず、国旗や国歌の使用も認められないため、メダルを獲得した場合の授与式では「AIN」と記された旗と賛歌が使用されます。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。