
【エルサレム=共同】ロイター通信は22日、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザの中心都市ガザ市への地上侵攻激化で、市内の小児病院と眼科医院が被害を受けて機能停止に陥ったと報じた。ガザ保健当局の話として伝えた。保健当局はイスラエル軍が意図的かつ組織的に医療システムを標的にしていると非難した。
米FOXニュースは22日、パレスチナのイスラム組織ハマスが米国に対し、拘束する人質の半数を解放する見返りに60日間の戦闘停止を保証するよう提案する方針だと報じた。トランプ大統領宛ての書簡を仲介国カタールが保管しており、今週中に届ける見通しという。
イスラエル軍はガザ市制圧を目指し攻撃を続けている。イスラエルメディアは23日、これまでにパレスチナ人約64万人がガザ市から南部に退避したと伝えた。
ガザ保健当局は23日、2023年10月の戦闘開始後、ガザ側では6万5382人が死亡したと発表した。人道状況のさらなる悪化も懸念されている。
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