ガザ中部ヌセイラト難民キャンプで、配給の食べ物を受け取ろうとする人たち=16日(ゲッティ=共同)

 イスラエルの攻撃や境界封鎖により人道危機が深まるパレスチナ自治区ガザで、母親たちは手に入る限られた食材で家族のためやりくりしている。パレスチナの伝統料理も作るが、乏しい材料から出来上がる一品は、食料不足の厳しい状況を浮かび上がらせる。AP通信が18日までに伝えた。  APによると、ガザ中部デールバラハのサリ・ムジドさん(38)が作ったのは薄いトマトスープで煮たナス料理。1日1回、家族6人で分け合うその一皿をムジドさんは「ムサカ」と呼ぶ。本来ならナスとひき肉、トマトソースを何層にも重ねて焼き上げる料理だ。  支援団体もわずかな食材で調理する。アマニ・ナバヒンさんが配給で手にしたのはパレスチナ料理「ムジャッダラ」。レンズ豆の炊き込みご飯で、本来なら香辛料や揚げたタマネギの香りが食欲をそそるが、レンズ豆のみのため風味は少ない。  ガザでは食料にありつけるだけで恵まれている状況だ。南部ハンユニスのキファハ・カディハさん(34)は「食べるものがない」と空の皿を持って嘆いた。(共同)

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