
米ミネソタ大学の研究チームは世界的人気歌手のテイラー・スウィフトさんの話し方がキャリアを重ねるにつれ変化してきたとする研究成果を発表した。さまざまな時期に録音されたインタビューを分析した。活動初期は米南部特有の発音や方言があったが、徐々に薄れていったという。
研究チームは2008年から2019年までのスウィフトさんのアクセントの変化を専用ソフトを使って分析した。インタビューの音声から1400以上の母音を選び、発音と声の共鳴による方言などを調べたという。個人の話し方を長期で追跡した研究は珍しい。研究論文が23日、米音響学会誌に掲載された。
スウィフトさんは2000年代から第一線で活躍し、プロモーション活動などにともなうインタビューの音声が豊富に記録されている。米東部ペンシルベニア州出身だが、活動初期はカントリーミュージックを手掛けており、米南部テネシー州ナッシュビルを拠点としていた。
ただ、ポップな作風に変わり、ペンシルベニア州に戻ると、12年ごろには米南部の方言の特徴がほぼなくなっていた。その後は拠点を米東部ニューヨーク州に移した。19年ごろは、母音を強調して話すニューヨーク特有の話し方になっていた。例えば「cot(折り畳み式ベッド)」と「caught(捕まえた)」といった単語が区別されていた。
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