中国の習近平国家主席は、国連の気候サミットで行ったビデオ演説で新たな温室効果ガスの削減目標を表明し、気候変動対策に消極的なアメリカを暗に批判しました。
習主席は24日のビデオ演説でクリーンエネルギー政策について「一部の国が逆行している」と指摘し、アメリカを暗に批判しました。
その上で、中国が取り組む新たな目標を表明し、その中には2035年までに温室効果ガスをピーク時の7%~10%削減するほか、風力発電と太陽光発電の容量を2020年の6倍以上にすることなどが盛り込まれています。
そして、習主席は「これは中国がパリ協定に基づき示す最大の努力目標だ」と強調するとともに、気候変動に共に取り組むよう各国に呼びかけました。
アメリカは「パリ協定」からの再離脱を表明し、トランプ大統領は前日の演説で地球温暖化を「作り話で最大の詐欺だ」と主張していて、習主席としては、気候変動対策への取り組みでトランプ政権との違いを示したかたちです。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。