中朝外相会談で朝鮮半島情勢や両国の経済協力を協議する

【ソウル=小林恵理香、北京=田島如生】北朝鮮の朝鮮中央通信は25日、崔善姫(チェ・ソンヒ)外相が近く中国を訪問すると報じた。中国の王毅(ワン・イー)共産党政治局員兼外相と会談し、朝鮮半島情勢や両国の経済協力を話し合う。

中国外務省の郭嘉昆副報道局長は25日の記者会見で、王氏の招待により崔氏が27〜30日に訪中すると発表した。「朝鮮半島の平和と安定を守り、半島問題の政治的解決プロセスを進めることは関係各国の利益に合致する」と述べた。

北朝鮮の崔善姫外相=朝鮮通信・共同

郭氏は「関係各国が半島問題の根源を直視し、政治的解決という大方向を堅持し、緊張緩和と地域の平和のために努力するよう望む」とも語った。

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記は9月上旬、中国が北京市内で開いた抗日戦争勝利80年記念式典にあわせて約6年半ぶりに訪中した。習氏とおよそ6年ぶりに会談し、経済・貿易協力の拡大などを巡り協議した。

北朝鮮は10月10日に朝鮮労働党創建80年の節目を迎える。記念日にあわせて大規模な軍事パレードを開催するとみられており、中国から要人の参加を招請する可能性もある。

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