アメリカの有力紙、ワシントン・ポストなどは25日、ヘグセス国防長官が、世界中に展開するアメリカ軍の司令官などの高官数百人に対し、詳しい理由は示さずに南部バージニア州の海兵隊基地に集まるよう求めたと報じました。

これについて、国防総省のパーネル報道官はNHKの取材に対し、ヘグセス長官が来週前半、軍の高官に対して演説すると明らかにしました。

ヘグセス長官は、軍の大将クラスを20%削減する方針を示して人事の刷新を続けているほか、国防総省は、2期目のトランプ政権では初めての「国防戦略」を10月にも公表する見通しです。

このためワシントン・ポストは、ヘグセス長官が人事や戦略をめぐって新たな指針を示すのではないかという見方を伝えるとともに、中東やヨーロッパなど、紛争が続く地域も含めて各地の幹部が一斉に集められるため、部隊の指揮能力への影響を懸念する声もあると報じています。

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