核兵器廃絶長崎連絡協議会が手がける若者の人材育成プロジェクト「ナガサキ・ユース代表団」の14期生に、被爆地や激戦地・沖縄出身の大学生6人が選ばれました。

長崎大学の核兵器廃絶研究センター=RECNAで26日に任命式があり、調漸会長から14期生6人に任命状が手渡されました。

ユース代表団は国際会議への派遣などを通して、核兵器廃絶のために自ら行動できる若者を育てるプロジェクトです。

2013年から2024年までに、のべ107人が活動してきました。

14期生は全員、長崎大学の学生で、被爆三世や日本で唯一、地上戦が繰り広げられた沖縄出身の学生も含まれています。

長崎大学多文化社会学部1年 坂元あゆ子さん(被爆三世)
「志望した一番の大きな理由は、核兵器の保有を支持する人も含めて様々な立場の人と核をこれからどうしていくのか話し合いたいと思ったからです」

長崎大学多文化社会学部1年 嶺井花音さん(沖縄出身)
「(進学後)原爆資料館に初めて行ったときに、すごく衝撃を受けて」「沖縄、長崎と戦争の歴史が深いところに縁があるからこそ、自分も平和活動をしたい、と参加しました」

14期生はこれから、原爆被害や国際情勢を学び、2026年4月末からニューヨークの国連本部で開かれるNPT・核拡散防止条約再検討会議に派遣される予定です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。