ウクライナの複数のメディアは26日、ウクライナ軍のシルスキー総司令官が記者団に明らかにした、ロシアの軍事侵攻の現状についての評価を報じました。

この中でシルスキー氏は、戦闘に関わるロシア軍の兵士はおよそ71万2000人で、軍が展開する前線の長さはおよそ1250キロにわたり、この1年間でおよそ200キロ延びたほか、ロシア軍はウクライナ軍の2倍の量の砲弾を使用しているという分析を示しました。

そのうえで、ロシア軍にはことし春から夏にかけて、ウクライナ東部などで大規模な攻勢をかける計画があったとしたうえで、「作戦は事実上、阻止された」と述べ、計画は失敗したという見方を示しました。

また、ウクライナ軍としては、ロシア国内の石油関連施設などへの攻撃で、ロシアに深刻なガソリン不足などを生じさせていると強調しました。

さらに直近の2か月で、無人機でロシア国内の33の軍事施設や、52の軍需産業の関連施設を攻撃したと明らかにしました。

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