暗闇に浮かぶ、ライトアップされた橋。
中国で28日に開通した、“世界一の高さ”とされる花江峡谷大橋です。
場所は中国の南に位置する貴州省の山岳地帯。
中国メディアによると、全長は2890メートルで山岳地帯に架かったつり橋としては世界最長。
また、水面から橋までの高さが625メートルで、こちらも世界一の高さとなり、高さと長さの両方で世界記録を更新したとしています。
開通を祝うイベントでは、ウィングスーツに身を包んだジャンパーが飛行するパフォーマンスを披露。
映像からは橋の大きさが伝わりにくいですが、過酷な場所に建設されたことが分かります。
建設されたのは数千メートル級の険しい山が連なり、一部で“地球の裂け目”などと呼ばれている場所。
谷を隔てて反対側に移動するには車で2時間ほどかかっていましたが、橋の開通により、わずか2分に短縮されたのです。
建設に関わったエンジニアの男性は、谷に吹く乱気流にも「問題ない」と胸を張ります。
建設担当者:
特殊なパネルを使い、乱気流をスムーズな風に変換して、橋の安定性を確保しています。
歩いて渡ることもできるこの橋。
歩き疲れたらタワー最上部にある展望台とカフェで一服もOK。
また、夜になると橋全体のライトアップだけでなく、橋から放たれた水のカーテンに光を反射させる幻想的なナイトショーも開催されます。
新しい観光スポットとしても注目されていて、国慶節を迎える中国では多くの人が訪れるとみられます。
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