ロシアの首都モスクワ郊外で、第2次世界大戦で旧ソ連軍とともに戦った朝鮮人の功績をたたえる記念碑の除幕式が開かれました。

ロシア国防省は1日、モスクワ郊外の軍事テーマパーク「愛国者公園」に戦勝80年に合わせて制作した記念碑を設置し、除幕式を行ったと発表しました。

記念碑は「同盟者ー朝鮮の戦士たち」と名づけられ、第2次大戦で旧ソ連軍とともに戦った朝鮮人のパルチザンの功績をたたえたものだとしています。

式典には、ロシアのベロウソフ国防相と北朝鮮の努光鉄(ノ・グァンチョル)国防相が出席しました。

ベロウソフ氏は「記念碑は不滅の兄弟関係を象徴する」と強調し、努光鉄氏は「朝鮮解放のため、最前線で勇敢に戦った兵士の功績が鮮明に刻まれている」と述べました。

ベロウソフ氏は、金正恩総書記への記念の品としてブロンズ製の記念碑のミニチュアを贈ったということです。

ロシアと北朝鮮はウクライナ侵攻をめぐり、軍事面のほか、交通インフラの整備や貿易など経済面でも交流を深めています。

西側諸国が対露制裁を強める中、ロシアと北朝鮮の関係はさらに深まりを見せています。

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