ノルウェーの検察当局は18日、同国のメッテ・マリット皇太子妃の長男マリウス・ボルグ・ホイビー被告(28)を、女性をレイプした罪4件を含む計32件の罪で起訴したと発表した。検察はホイビー被告が最大10年の拘禁刑を科される可能性があると述べた。地元メディアが伝えた。

 ホイビー被告は、メッテ・マリット皇太子妃がホーコン皇太子と2001年に結婚する前に、当時のパートナーとの間に生まれた。

 ノルウェーの公共放送NRKによると、ホイビー被告は18年から24年の間に4人の女性をレイプした罪に問われている。いずれも合意の上で性交をした後、女性たちが寝ている間に暴行を加えた。また、その様子を撮影したとされる。

 NRKによるとホイビー被告をめぐっては昨年8月、元交際相手への暴行容疑で警察が捜査を開始した。起訴された32件の罪には交通違反や接近禁止命令違反の罪も含まれるという。

 ロイター通信はホイビー被告の弁護人の話として、同氏は軽微な罪は認める方針だが、レイプについては否認していると報じた。裁判は来年1月に始まる予定。

 ホイビー被告に王位継承権はない。ホーコン皇太子夫妻の間にはイングリッド・アレクサンドラ王女とスベレ・マグヌス王子が生まれている。

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