「食事の味を変えずに塩分の吸収を抑える」という画期的な技術で熊本市の企業が世界に挑みました。世界最大級のビジネスコンテストが先週、アメリカで開かれました。果たしてその結果は…。

【トイメディカル 竹下 英徳 社長】
「ちゃんと練習してきたので、2分のピッチは多分大丈夫。Q&A頑張る」

竹下 英徳さんが営む健康食品の製造販売業『トイメディカル』はことし5月、熊本市で開かれた新興企業が自社のビジネスやアイデアを競う『スタートアップワールドカップ』の九州予選で優勝。現地時間の10月15日、アメリカのサンフランシスコで開かれた準決勝に臨みました。

【トイメディカル 竹下 英徳 社長】
「私たちの技術を使えば、おいしいホットドッグを〈罪悪感〉なく楽しめる。まるで魔法のよう」

『トイメディカル』は塩分を吸着する性質を持つ海藻の〈ぬめり成分〉にヒントを得て開発した食事の際に体に取り込まれる塩分の量を減らす技術をアピールしました。

【トイメディカル 竹下 英徳 社長】
「やれることはやってきた。準備はしっかりしてきた。最後、かみはしたが、伝え漏れはなかったから『日本人は英語下手だけど内容はよかった』と言ってもらえれば」

結果は…、残念ながら準決勝敗退でした。

しかし、出場した企業には、投資家などが集まる会場で1分間のスピーチができるという特典が…。

竹下社長も自社の技術やアイデアを全力でアピールしました。

【トイメディカル 竹下 英徳 社長】
「〈これがラストチャンスだ〉と思ってこの日のほうが緊張した」
「(スタートアップワールドカップ出場は)経験にもなったし、会社のプロモーションPRに非常にいい成果を得ることができた」

竹下社長は、「すでに取り組んでいる国内の食品メーカーとの連携と並行して海外に向けたビジネスも展開していきたい」と先を見据えています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。