将来的なコメの輸出拡大に向け、新潟県上越市で外国人などを対象に、コメの収穫から食べ比べまでを体験できるモニターツアーが行われた。参加した外国人は体験や食べ比べを通してコメの違いなどを感じたようだ。

コメの輸出拡大へ!外国人向け農業体験モニターツアー

上越市で行われたコメの収穫などが体験できるモニターツアーには、アメリカやマレーシアなどから来日している外国人が参加した。

農業体験モニターツアー
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参加者にSNSなどで母国に情報を発信してもらうことで海外でのコメの需要を掘り起こそうと企画された今回のツアー。

この日は、海外輸出に興味を持つコメ農家や体験学習ツアーなどを企画する団体も参加し、農業体験や日本のコメに対する外国人の反応を確かめていた。

地元のコメ農家からは「これで日本の食文化というのを体験できるのであれば、我々としてもそれをステップにして売り込むことも可能になってくると思う」と話す。

地元産と外国産 コメの“食べ比べ”も体験「やっぱり違う」

さらに農業体験だけでなく、上越地域で収穫されたコメとアメリカ・カリフォルニア州で収穫されたコメの食べ比べも行われた。

おにぎり作り

参加者は慣れないおにぎり作りにも挑戦し、4種類のおにぎりを食べ比べ。

参加した外国人からは「コメはどれも同じような味がすると思っている方がいると思うが、これを体験してやっぱり違うと分かった」「このツアーは人気が出ると思う。海外では日本の文化とか食に興味がある人が多い。特にマレーシアでは日本の和食が人気」などの声が聞かれた。

新潟県などはモニターツアーを総括して、今後のツアー開催につなげていく考えだ。

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