【カイロ共同】複数の国連機関や人道支援団体などの連合体「IPC」は3日、内戦中のアフリカ・スーダン西部ダルフール地方の主要都市ファシェルと南部の都市カドグリで飢饉発生を確認したと発表した。いずれも国軍と対立する準軍事組織、即応支援部隊(RSF)が包囲したことで物資搬入が滞り食料不足が深刻化した。IPCは飢饉が他の地域にも広がる恐れがあると指摘した。 RSFは10月26日にファシェル掌握を表明。ファシェルには包囲中、20万人以上の民間人がとどまっていたとされるが、国連によると掌握後、約7万人が周辺に避難した。依然として取り残されている住民は多いとみられ、IPCは「停戦と遅滞のない人道支援しか状況悪化を防ぐ方法はない」と指摘した。 IPCは食料不安の状況を5段階で評価し、うち「飢饉」が最も深刻な状況を示す。特定地域の人口の少なくとも2割が極度の食料不足に直面するなど三つの条件を満たした場合に飢饉と判断する。
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