
【ロンドン=共同】チャールズ英国王は4日、2017年のノーベル文学賞受賞者で長崎市出身の英国人作家カズオ・イシグロさん(70)に、芸術や科学、医学、公務での功績をたたえる「コンパニオン・オブ・オナー勲章」を授与した。文学界への貢献を評価した。英PA通信などが伝えた。
PAによると、ロンドン近郊のウィンザー城で行われた授与式で、イシグロさんがチャールズ国王とやりとりした際に人工知能(AI)が話題に上がった。イシグロさんは取材に、生成AIの学習のために作品が無断使用されることに懸念を示し、著作権が尊重されるべきだと訴えた。
イシグロさんは父親の仕事の関係で5歳の時に渡英し、1980年代前半に英国籍を取得した。2018年には日本で旭日重光章を受章。長崎県と長崎市から名誉県民、名誉市民の称号を贈られた。
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