ジョージ・グラス駐日米大使(10月、東京都港区)

グラス駐日米大使は10日、高市早苗首相の台湾有事を巡る発言に対し「汚い首は斬ってやるしかない」などと投稿した中国の薛剣・駐大阪総領事を批判した。自身のX(旧ツイッター)で「再び本性が露呈した」と指摘し「高市首相と日本国民を脅しにかかっている」と記した。

グラス氏は投稿で「中国政府は『良き隣人』を口癖のように繰り返すが、全く実態が伴っていない。いいかげんに、その言葉通りの振る舞いを示すべきではないか」と指摘した。

薛氏は8日にXで、台湾有事と「存立危機事態」に関する首相の発言を報じた記事を引用し「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬のちゅうちょもなく斬ってやるしかない。覚悟ができているのか」と投稿していた。

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