日本経済新聞社は、欧州に駐在する特派員が執筆する新ニュースレター 「Across Europe」 を11月27日から毎週木曜日に配信します。

多様な文化や価値観が交わり、政治・経済からライフスタイルまで幅広い話題が交錯する欧州。激動する国際情勢の中で、変化し続けるこの地域を理解するため、特派員が週替わりで様々な切り口から最新情報を伝えます。

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「Across Europe」配信予定のテーマ


【第1回:ロンドン】サッチャーの影と欧州ポピュリズム
【第2回:ブリュッセル】日・EU関係を近づける安倍人脈
【第3回:パリ】育児支援大国フランスでも少子化のなぞ
【第4回:フランクフルト】アディダスとプーマ、77年目の兄弟げんか
【第5回:ロンドン】ヨーロッパから「も」お金がなくなる日

欧州の魅力は長い歴史と伝統に裏付けられた奥深さです。

企業ではラグジュアリー最大手のLVMHモエヘネシー・ルイヴィトン、スポーツメーカーのアディダスなどが世界的なブランドを築いています。製造業でもドイツ自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)をはじめ、オランダの半導体大手ASMLホールディングス、デンマークの製薬大手ノボノルディスクなどが高い競争力を持ちます。

ロイター

金融も伝統的な銀行業からフィンテックまで様々なプレーヤーがしのぎを削っています。欧州はこうした多彩な企業が本拠地を構え、グローバルに事業を展開しています。

ニュースレターはこうした知名度の高い歴史ある欧州企業の知られざる横顔や、欧州が先行する脱炭素ビジネスの最前線などを解説。企業活動のベースともなる、ワークライフバランスを重視する欧州の生活スタイルや、日本と同じく少子高齢化が進む社会の問題などもとりあげ、欧州経済やビジネスを立体的に理解するヒントを提供していきます。

一方、長期化するウクライナ戦争を間近に抱えて軍備増強を急ぐ欧州各国のパワーゲーム、右派ポピュリズム政党の台頭、移民問題やインフレなど、グローバルな国際情勢と共振する政治・経済の多くの課題が同時進行しています。現場で直接見たり、生の声を聞いたりしているからこそ書ける、記者独自の見方や考え方を伝え、新聞や電子版の記事で読むニュースを多角的に理解できる視点を提供します。

ロイター

国際情勢や欧州ビジネスの最新動向を押さえたいビジネスパーソンはもちろん、欧州の文化やライフスタイルに関心のある方、教育・子育てや社会政策に興味のある研究者や学生まで、幅広い読者に役立つニュースレターを目指します。

ニュースレターは ブリュッセル、フランクフルト、パリの各支局と欧州総局(ロンドン)を中心に、特派員が交代で執筆。それぞれの都市ならではの視点や発見を、現地から週ごとにお届けします。

欧州総局長・中山真より


永田町の政治取材が長く、ワシントン特派員やNikkei Asia編集長などを経て2025年4月からロンドンに赴任。欧州全体をカバーしつつ、週末はラグビーなどスポーツ観戦を楽しむ。
自由貿易体制や法の支配といった既存の国際秩序が大きく揺さぶられる今、長い歴史の中で積み上げた普遍的な価値を重視する欧州は、日本にとってより身近なパートナーとしての存在感が高まっています。一方で、成熟した社会・経済は低成長や少子高齢化といった日本と共通の課題にも直面し、その対応は日本に多くの示唆を与えます。ニュースレターでは現場ならではの視点を通じ、日本や世界を理解するヒントを皆さまに提供してまいります。 ニュースレター登録

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