菜(料理)は作りたてに限る。そんな中国人の食の常識が変わりつつある。事前に下処理や調理をした、いわゆる「出来合い」を導入する飲食店や小売店が増加。市場規模は2026年に7490億元(約16兆円)に達する見通しだ。外食産業の活性化を狙う政府も後押しする。ただ手作り派は拒否反応を示し、是非を巡る論争も起きている。  セントラルキッチンで下処理された料理やレトルト食品は「預制菜(あらかじめ作った料理)」と呼ばれる。新型コロナウイルス禍や出前サービスの普及で調理済み食品の需要が高まった。調査会社の艾媒諮詢によると、19年に1712億元だった預制菜市場は24年に4850億元になった。  ただ作りたての麺や炒め物を好む中国の消費者の間で預制菜への抵抗は根強い。「ほとんど預制菜じゃないか。しかも高い」。今年9月、著名実業家が人気の外食チェーン「西貝」への不満を投稿すると、大きな反響を呼んだ。出来たてを売りにしていたため、だまされたと感じる客も多かった。  西貝は「現場で炒めています」と釈明に追われた。(北京共同)

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