各地で出没が相次ぐクマ。
一般的には11月下旬から12月ごろに冬眠に入るといわれています。
まさにクマが冬眠直前を迎えている中、その生態には、どんな変化が起きているのでしょうか。
北海道では、たっぷりの脂肪をゆさゆさと揺らす400kg級の巨大グマが出現。
餌が入った約300kgの箱わなを簡単にひっくり返しました。
人の生活圏で何度も目にするのは、近くにいる人間を気にすることなく餌を食べ続けているクマの姿。
こうした冬眠直前のクマの生態について、十勝サホロリゾート ベア・マウンテンの坂出勝園長は「今、本当に勝負時と言いますか、しっかり食べておかないと春までもたない状況になっています。非常に広範囲動いてでも、危険を冒してでも食事を得たい時期になってくる。気が荒くなる可能性はもちろんあると思います」と話します。
特に餌が少ない2025年は、例年以上に注意が必要だといいます。
一方、クマによる被害は日本だけでなく、世界でも広がっています。
海外の映像には、計り知れないクマの身体能力を表す場面も。
ロシアと中国の国境付近に現れた、2頭のヒグマ。
有刺鉄線の国境フェンスを乗り越え、突如、激しい戦いが始まりました。
パンチ力が2トンともいわれるクマ同士の争いに、フェンスは無残にも破壊されました。
アメリカの湖では、プラスチックの容器が頭から抜けなくなった子グマの姿が。
こうした状態でも沖合まで泳げる力が備わっていました。
11月初旬、アメリカの住宅に現れたクマが口にくわえていたのは、チェーンソーです。
持ち主によると、チキンを食べた手でチェーンソーを使ったということで、においが残っていてクマが興味を示した可能性を指摘します。
食べ物を探すクマの嗅覚は計り知れません。
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