3月末に休館したDIC川村記念美術館(千葉県佐倉市)が所蔵していたフランス印象派の画家モネの代表作「睡蓮」が17日、米ニューヨークで競売会社クリスティーズのオークションにかけられ、4548万5千ドル(約70億円)で落札された。同社が公式サイトで明らかにした。

  • 美術探偵が行く! 裏社会に沈んだゴッホの名画を取り戻せ

 同美術館を運営していた大手化学メーカーDIC(本社・東京)は昨年12月、同美術館を休館すると発表。今年9月には同社が所有する美術品384点のうち主要な約80点をクリスティーズのオークションに出品すると発表していた。

 今回のオークションではほかにも、同社が出品したシャガールの「ダビデ王の夢」と「赤い太陽」がそれぞれ2651万ドル(約41億円)と1052万5千ドル(約16億円)で、ルノワールの「水浴する女」が1041万ドルで落札された。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。