「朝日地球会議2025」リアル会場のセッションから

 国際シンポジウム「朝日地球会議2025」が東京ミッドタウン八重洲カンファレンス(東京都中央区)で10月24~25日に開かれ、国連のアントニオ・グテーレス事務総長が国連創設80周年の「国連デー」に向けて寄せたビデオメッセージが2日目の25日、会場で公開された。メッセージの内容は次の通り。

 「われら連合国の人民は……」

 これは、国連憲章の冒頭の言葉であるだけでなく、私たちが何者かを示す言葉です。

 国連は、単なる機関ではありません。国境を越え、大陸を結び、世代を超えて人々を鼓舞する、「生ける約束」なのです。

 国連は80年間、平和を築き、貧困や飢餓と闘い、人権を擁護し、より持続可能な世界を構築するために、一丸となって活動してきました。

 この先には、驚異的な規模の課題が私たちを待ち受けています。激化する紛争、気候カオス(大混乱)、制御不能なテクノロジー、そして国連組織の基盤そのものに対する脅威。

 今は、臆して後ずさりする時ではありません。

 今こそ各国が単独では対応できない問題の解決に向け、世界がこれまで以上に誓いを新たにしなければなりません。

 国連デーにあたり、「自分たちの国連」という、特別な約束をともに果たしましょう。

 「われら人民」が一つになって行動することを選んだ時に何ができるのか、世界に示そうではありませんか。

  • メリッサ・フレミング国連事務次長のメッセージはこちら
  • 朝日地球会議2025 視聴申し込みはこちらから(2026年1月15日まで)

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