イスラエル軍はガザ地区への攻撃を続け、地元メディアは23日、南部ハンユニスや中部への空爆で19人が死亡したと伝えました。

イスラエルは今後、ガザ地区での軍事作戦を拡大し、100万人近くが身を寄せているとされる最大都市のガザ市を制圧する方針を示し、イスラム組織ハマスへの圧力を強めています。

これについてイスラエルメディアは22日、軍が、早ければ9月中旬にもガザ市への攻撃を始める見込みだと報じました。

作戦を開始する前には正当性を確保するため、北部のガザ市から住民を南部に退避させる計画で、近く、退避通告を出す予定だなどとしています。

国連は22日にはガザ市とその周辺で食料不足が最も深刻な「飢きん」が発生していると発表していて、現地では栄養失調などによる死者も相次いでいます。

イスラエル軍が軍事作戦を拡大すれば、現地のさらなる人道状況の悪化は避けられない見通しです。

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