パレスチナなどのメディアによりますと、イスラエル軍は23日から24日にかけて、人口100万近くとされるガザ地区最大の都市のガザ市近郊で空爆や砲撃を行い住宅などの建物を破壊しました。

国連はガザ市とその周辺では食料不足が深刻化して「飢きん」が発生していると発表していて、地元の保健当局は24日、栄養失調などで死亡した住民が子どもを含めて8人増え、289人になったと明らかにしました。

これまでに栄養失調などで死亡した住民のおよそ4割は子どもだとされています。

人道危機の深刻化を受けてヨーロッパの国々やサウジアラビアからは飢きんが人為的に作り出されたとするイスラエルに対する非難や、一刻も早い停戦を求める声が相次いでいます。

一方、「飢きん」の発生についてイスラエルのネタニヤフ首相は「完全なうそだ」と否定したほかイスラエル当局も24日、イスラム組織ハマスなどの検証できない情報に基づくものだと主張しました。

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