10月に宝飾品の窃盗事件が起きたパリのルーブル美術館で、今度は水漏れが発生し、古代エジプト関連などの書籍など数百点が損傷した。AFP通信などが12月8日に報じた。

 AFP通信によると、水漏れは11月26日に発覚。古代エジプト部門の図書室で、19世紀後半から20世紀初頭の専門誌や科学文書など300~400点が被害を受けた。管理担当者は、文化遺産に被害はないとしているという。

 原因は、来年にも交換される予定だった暖房と換気システムのバルブを誤って開いたためとしており、内部調査を進めるとしている。

 ルーブル美術館では10月、ナポレオンの皇后らの宝飾品など、約8800万ユーロ(約155億円)にのぼる盗難事件が起きたばかりで、同館のインフラに対する懸念が高まっていた。

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