
【ニューヨーク=清水石珠実】米誌タイムは11日、年末恒例の「パーソン・オブ・ザ・イヤー(今年の人)」に、人工知能(AI)関連企業のトップなど「AIの設計者たち」を選んだ。2025年は「AIが持つ潜在能力が明らかになり、後戻りできない時代が到来したことが明らかになった年だった」と解説した。
具体例として、米半導体大手エヌビディアのジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)、米オープンAIのサム・アルトマンCEO、米メタのマーク・ザッカーバーグCEOなどの名前を挙げた。
AI事業も手がける起業家イーロン・マスク氏や、AI関連技術やインフラ分野への巨額投資で存在感を高めるソフトバンクグループの孫正義会長兼社長にも言及した。
タイム誌は、AIが「大国間の競争を巡って、核兵器の登場以降でおそらく最も影響力のあるツールとして台頭した」と説明した。また、生成AIを利用した16歳の若者が自殺したことにも触れて「壊滅的な影響をもたらす可能性もある」と指摘した。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。