
【エルサレム=共同】イスラエル軍は13日、パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスの幹部を殺害したと発表した。10月からの停戦中に武器生産の継続を主導、停戦合意に違反した責任があると主張した。ガザ戦闘の直接的な契機となった2023年10月のイスラエルに対する奇襲の立案者の1人だという。
イスラエルメディアによると、イスラエル軍はガザ北部ガザ市で幹部を攻撃した。イスラエルのネタニヤフ首相とカッツ国防相は共同声明で、13日にハマスが設置した爆発物で兵士が負傷したため、幹部の殺害を指示したと説明した。
ハマスの別の幹部は14日のテレビ演説で、イスラエルによる殺害を非難し、米国などに対して停戦合意の尊重をイスラエルに働きかけるよう要求した。また「抵抗と武器は権利」だと主張し、武装解除を拒否する姿勢を示した。
イスラエル軍は10月の停戦発効後もガザでの攻撃を継続。ガザ保健当局は12月15日、停戦発効後の死者が393人になったと発表した。23年10月の戦闘開始後の死者は7万665人となった。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。