
【ワシントン=共同】米NBCテレビは20日、イスラエルのネタニヤフ首相が今月下旬にトランプ大統領と会談する際、イランの弾道ミサイル生産拡大に懸念を示して再攻撃の計画について説明すると報じた。複数の攻撃案を提示し、米軍の参加や支援を求める方針。複数の関係者の話として伝えた。
ネタニヤフ氏は29日、米南部フロリダ州マイアミでトランプ氏と会談する見通し。イランでは米軍が今年6月に攻撃して損傷を与えた核施設の修復も進んでいるが、イスラエルは弾道ミサイルの生産拡大や防空システムの修復の方をより脅威として受け止めているという。
イランの弾道ミサイル生産は月最大3千発にまで増える可能性があるとしている。
首脳会談はイスラエル首相府が9日に発表したが、米政府は公式な確認を避けている。
米イラン両政府は今年4月からイラン核問題を巡り協議を続けていたが、イスラエルが6月、イラン各地を先制攻撃して頓挫。イランは報復としてイスラエル中部の商都テルアビブなどを攻撃した。米国はイスラエルの要請を受け、イランにある3カ所の核施設への爆撃に踏み切り、制裁を強化している。〔共同〕
【関連記事】
- ・米イスラエル首脳が29日に会談 エジプト大統領同席も計画と報道
- ・トランプ氏、イスラエルとアラブ「友人になれる」 和平構想拡大促す
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。