
【ウィーン=共同】ドイツのメルツ首相は26日、フランスや英国、カナダ、オーストラリアなどが9月の国連総会で、パレスチナを国家承認する方針を示していることを巡り、ドイツはこの動きには加わらないと表明した。ベルリンで開いたカナダのカーニー首相との共同記者会見で述べた。
メルツ氏は「現時点で国家承認の要件が満たされているとは考えていない」と指摘した。
ドイツはナチス時代のホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の加害責任から、伝統的にイスラエル支持の立場。パレスチナの国家承認にも慎重な姿勢を示している。
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