【キーウ共同】国際協力機構(JICA)は15日、ウクライナの首都キーウ近郊ホストメリで、ロシアの攻撃で住まいを失った国内避難民に日本式の住宅2棟を供与した。氷点下15度を下回る厳冬のキーウでは大規模停電が1週間続いている。供与された住宅は太陽光発電設備を備え、停電時でも電力を確保できる。  ウクライナでは今後の復興で低価格帯の住宅の需要拡大が見込まれており、日本の技術への期待が高い。今回建設を手がけたダイワテックによると、米スペースX社の衛星通信サービス「スターリンク」を備え、内装は湿度調整に優れたしっくいを使った。施工期間は通常なら半年ほどかかるが、約2カ月で終えたという。  入居するのは、南部ザポリージャ州出身とホストメリ出身の2家族。いずれも、隣接する診療所に家族が勤務している。  15日の引き渡し式には、日本の中込正志駐ウクライナ大使やJICAウクライナ事務所の服部修所長、自治体関係者が出席。服部氏は「住宅支援を通じて地域社会の結び付きを強め、明るい未来を共につくっていきたい」とあいさつした。

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