ロシア ウクライナに軍事侵攻(8月29日の動き)
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ゼレンスキー大統領 停戦後の安全の保証として3項目挙げる
ウクライナのゼレンスキー大統領は8月29日、首都キーウで行われた記者会見で、ウクライナが求める安全の保証の主要な項目として、資金面を含めた軍の強化、NATO=北大西洋条約機構との協力、それにロシアへの制裁の3つを挙げ、来週、ヨーロッパ各国などと首脳レベルの協議を行いたい考えを明らかにしました。
さらに「プーチン大統領を交渉の席に着かせるために何が必要か」とのNHKの質問に対し、「われわれはアメリカの強い意志を必要としている。そうすればプーチンは交渉の席に着くだろう。手段としては二次制裁などもある」と述べ、アメリカがロシアに対しさらに圧力を強める必要があると強調しました。
また、ウクライナ大統領府のイエルマク長官は29日、SNSで、訪問先のニューヨークでアメリカのウィトコフ特使と会談したと明らかにしました。
このなかで、キーウで25人が死亡した27日夜から28日朝にかけての大規模攻撃に触れ「ウクライナは、アメリカが提案するあらゆる和平イニシアチブを歓迎するが、いずれもロシアによって阻まれている」とロシアを非難しました。
そのうえで、プーチン大統領がゼレンスキー大統領との会談に応じるよう、欧米が連携して圧力をかけるべきだと訴えました。
EU “ウクライナ軍兵士の訓練 ウクライナ国内での実施に支持”
EUはデンマークの首都コペンハーゲンで8月29日、国防相による非公式の会議を開きました。
会議のあと、カラス上級代表は会見を開き、ロシアとの停戦後のウクライナへの安全の保証について「ヨーロッパが主導するならば、アメリカは支援を提供すると言っている」と述べ、ヨーロッパ各国が主要な役割を担うべきだと強調しました。
そのうえで、これまでEU域内で行ってきたウクライナ軍の兵士の訓練について「停戦が成立すればウクライナ国内でも実施する準備ができている」と述べたうえで、会議でこの方針に幅広い支持が得られたことを明らかにしました。
カラス上級代表は、これまでに8万人以上のウクライナ軍の兵士がEU域内で訓練を受けたとしています。
ウクライナ国内での訓練の実施にはEU加盟国の全会一致の賛成が必要ですが、ウクライナへの軍事支援をめぐってはこれまでハンガリーが反対してきた経緯もあり、調整には時間がかかるとの見方もあります。
プーチン大統領 キム総書記との首脳会談を検討 中国訪問中に
ロシアのウシャコフ大統領補佐官は8月29日、記者団に対し、プーチン大統領が31日から9月3日まで中国を訪問すると発表しました。
そしてこの間、北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記との首脳会談を検討していると明らかにしました。
対面での会談が実現すれば、去年6月にプーチン大統領が北朝鮮を訪問し、有事の際に互いに軍事支援することを明記した包括的戦略パートナーシップ条約に署名して以来となります。
ウシャコフ補佐官はまた、中国政府が日本との戦争に勝利した80年の記念日だとして9月3日に首都北京で行う軍事パレードでは、習近平国家主席からみて右側にプーチン大統領が、左側にキム総書記が座る予定だと、中国側から説明を受けたとしています。
9月2日にはプーチン大統領と習主席との首脳会談が予定され、8月にアメリカのアラスカ州で行われたトランプ大統領との首脳会談やそのほかのアメリカ側とのやりとりについて、詳しく説明するとしています。
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