
【ヤンゴン=共同】ミャンマー軍事政権トップのミンアウンフライン国軍総司令官は31日、訪問先の中国天津市でインドのモディ首相と会談した。ミャンマー国営メディアが伝えた。ミャンマーで12月から実施される総選挙を支援するためインドが選挙監視団を派遣する案などを協議した。
両氏は31日に開幕した上海協力機構(SCO)首脳会議に出席するため天津市を訪問。中国への依存を深めるミャンマーはSCOへの加盟を望んでおり、総司令官はインドに支援を求めた。
国際的に孤立を深める軍政は友好国の中国やロシアと関係を深めているが、今年4月にはタイで総司令官がモディ氏と会談し、インドとの関係強化も印象付けた。この会談でモディ氏は民主化に向け「ミャンマーが主導する独自の移行を支援する」と表明。「包括的で信頼できる選挙」の重要性を強調した。
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