8月31日にバルセロナから船で出発したグレタさん(中央)だったが引き返した=ゲッティ・共同

【ロンドン=共同】スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(22)らを乗せた「グローバル・スムード船団」が8月31日、パレスチナ自治区ガザに向けスペイン・バルセロナを出発したが、荒天のためバルセロナに引き返した。後日改めて出発する。AP通信が1日伝えた。

船団は飢餓に苦しむガザ住民に食料や水、医薬品などの支援物資を届ける目的で、約20隻に44カ国の活動家が乗る。後にイタリアやチュニジアからも船が合流し、最終的に70隻ほどでガザへ向かう計画だった。15日ごろの到着を目指していた。

グレタさんは6月にもガザを目指したが、イスラエル当局に船が拿捕され、国外退去となった。グレタさんは出発前の記者会見で「人々が生きるための手段を意図的に奪われている」と危機感をにじませていた。

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