
香港の新聞「リンゴ日報」の創業者、黎智英氏(77)は、香港の民主化運動を長年支援してきましたが、「外国勢力と結託して国家の安全に危害を加えた」として、香港国家安全維持法違反などの罪に問われ、裁判で黎氏側は全面的に争う姿勢を示しています。
裁判は、最終弁論を行うため、15日、およそ5か月ぶりに再開され、黎氏も出廷しました。
ただ、弁護側が黎氏についてどうきなど体の不調を訴えたため、裁判所は、心臓の動きを計測する医療機器などを法廷に手配する必要があるとして、審理は来週に延期されました。
また、弁護側は、今後の審理について黎氏の欠席を求めましたが、裁判所は認めませんでした。
黎氏は、すでに4年半以上身柄を拘束されていて、家族や支援者からは健康状態の悪化を懸念する声が出ています。
欧米各国は言論の自由への弾圧だとして黎氏の即時釈放を求めていて、アメリカのトランプ大統領は14日、ラジオ番組のインタビューの中で「彼を救うためにできることはすべてやるつもりだ」と述べました。
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