
【ニューヨーク=佐藤璃子】グーグルの親会社のアルファベットの株価は2日、米株式市場の時間外取引で同日終値比一時9%上昇した。米連邦地裁は2日、グーグルがインターネット検索で独占禁止法に違反したと一審判決を下した裁判で、ウェブ閲覧ソフト「クローム」の売却を求めなかった。分割危機が回避されたとの見方から、時間外で買いが進んだ。
米首都ワシントンの連邦地裁は2日、競合を排除する契約を禁止しデータを一部外部提供することを求める是正措置を発表した。一方で原告側の司法省が求めていた、クロームや基本ソフト(OS)「アンドロイド」の売却は認められなかった。事業分割という最悪のシナリオを回避できたことが市場では好感された。
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