中国を訪問していた北朝鮮の金正恩総書記は、4泊5日の日程を終え特別列車に乗り北京をあとにしました。
北朝鮮メディアはきのう開かれた首脳会談で金総書記と中国の習近平国家主席ががっちりと握手を交わすシーンを報じました。
会談で習国家主席が「中朝関係は運命を共にし助け合う立派な隣人」と述べたのに対し金総書記は「国際情勢が変わっても親善の感情は変わらない」と述べたとし、双方が良好な関係を示した形です。
会談を終えた金総書記はきのう、専用列車で北京を出発したと伝えた上で朝鮮中央通信は今回の訪中について「歴史的な契機になる」と報じています。
韓国メディアは今回の訪中で「北朝鮮が国際的な孤立から脱却し中国に事実上核保有国として認められた」と伝えています。
今後、反アメリカを掲げる連帯が強化される可能性がある一方で、北朝鮮が中国やロシアとの関係を土台にアメリカとの対話に乗り出す可能性があるという見方も広がっています。
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