
【モスクワ=共同】アルメニアの首相報道官は6日、係争地ナゴルノカラバフを巡り長年対立してきた隣国アゼルバイジャンの上空をパシニャン首相の専用機が飛行したと明らかにした。戦闘を含む対立により過去30年間にわたり上空の通過許可がなかったが、最近の緊張緩和から使用が認められたという。タス通信などが報じた。
パシニャン氏は3日に北京で開かれた抗日戦争勝利80年の軍事パレードに参加したほか、4日には東京で石破茂首相と会談した。出国した8月30〜31日にかけてと、帰国した6日未明にアゼルバイジャン上空を飛行したという。
パシニャン氏とアゼルバイジャンのアリエフ大統領は8月8日、ワシントンで和平に向けた指針となる共同宣言に署名。その際にアルメニア側がアゼルバイジャンに領空使用の許可を求め、前向きな回答が得られたとされる。
アルメニアのメディアによると、一部の民間機も既にアゼルバイジャン上空を飛行した。
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