トランプ政権は、インドがロシアから原油や石油製品を購入していることを理由に、先月、インドからの輸入品に課している追加関税を50%に引き上げました。
その後、インドのモディ首相は、中国を訪問して、習近平国家主席や、ロシアのプーチン大統領と会談するなどし、アメリカとインドの関係悪化が懸念されていました。
こうした中、トランプ大統領は5日、記者団からモディ首相との関係を問われ「彼とは常に友人であり続けるが、彼がいま行っていることが気に入らないだけだ。両国は特別な関係で、何も心配することはない」と述べました。
これを受けて、モディ首相は6日、SNSに投稿し「トランプ大統領が両国関係を前向きに評価していることに深く感謝する。インドとアメリカは、非常に前向きな、将来を見据えた戦略的関係を築いている」と強調しました。
モディ首相がトランプ大統領との関係について見解を示したのは、トランプ政権による関税の引き上げ後、初めてで、関係修復に向けた動きにつながるのか注目されます。
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