北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは、建国記念日の9日、首都ピョンヤンにあるマンスデ(万寿台)議事堂で記念行事が開かれ、キム・ジョンウン総書記が演説したと、10日に伝えました。

この中でキム総書記は「祖国の記憶の中で永遠に生きる英雄らに敬意を表し、海外での軍事作戦に投入されたわが軍の兵士たちにも敬礼をおくる」と述べ、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアに派遣された兵士を激励しました。

そのうえで「強国建設の偉業は、いまわが国が獲得した特別な地位によって総括されている。もはや誰も何をもってしても、わが国の絶対的な地位と安全を損なうことはできない」と強調しました。

これについて韓国の通信社、連合ニュースは、北朝鮮が核保有国だと主張し、核を放棄しない立場を改めて示したものだとする見方を伝えています。

キム総書記は、8日には炭素繊維などを使った大出力の固体燃料式エンジンの燃焼実験を視察するなど、核・ミサイル開発を進めていく姿勢を強調しています。

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