千葉県と台湾の経済団体は業務協力覚書を締結した(9日、千葉市)

千葉県と台湾の複数の経済団体は、両地域の産業や貿易、ビジネスの分野で交流を進めることを目的とする覚書を締結した。企業間の連携を強化し、各団体の事業や関係機関とのネットワーク構築で協力する。相互に訪問団の受け入れを促進していくことも盛り込んだ。県内企業の台湾市場開拓につなげたい考えだ。

千葉市内で9日、締結式を開いた。千葉県側は県商工会議所連合会、県商工会連合会、県中小企業団体中央会、県経営者協会、県経済協議会の5団体、台湾側からは中華民国三三企業交流会と台日商務交流協進会の2団体が署名を交わした。

締結式とその後の交流会には日本と台湾の約50社が参加し、親睦を深めた。2023年に台湾を訪問し、覚書締結の橋渡し役となった熊谷俊人知事は「千葉県は日本の中で最も皆様方をサポートする姿勢を取っている」と連携強化に向けた意気込みを台湾側にアピールした。

台湾の2団体が率いる企業団は9〜10日に千葉県内を訪問し、柏の葉エリアのオフィスや袖ケ浦市にある三井化学の研究開発拠点などを視察した。

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