アメリカのIT大手アップルが最新のiPhoneを発表しました。
アップル ティム・クックCEO:
きょう発表した製品や最先端技術、アップルインテリジェンスの力で、人々の暮らしをより豊かにしていきます。
「アップル」が日本時間10日未明に発表したのは、「iPhone 17」や「iPhone Air」など4機種です。
「iPhone 17」は、独自の生成AI(人工知能)「アップルインテリジェンス」などの処理速度が向上したということです。
日本での販売価格が「iPhone 17」が12万9800円~、「iPhone Air」は15万9800円~で、12日午後9時から予約が始まり、19日に発売されます。
注目の「iPhone 17」がどんな進化を遂げたのか、ITジャーナリストの三上洋さんと見ていきます。
まずは、iPhone史上最も薄く最も軽量ということで、今回iPhone 17と一緒に発売されるiPhone Airというモデルは厚さが5.6mm、重さが165グラムです。
iPhone16が170グラムなので5グラム軽くなり、厚さもiPhone史上最も薄いということです。
そして、カラーも新色が追加になっていて、iPhone 17が全5色。
Proが全3色で、新たにオレンジが追加されています。
さらに「超頑丈」になったことも挙げられています。
iPhone Airのフレームには、軽量で頑丈なチタンが採用されています。
そして、iPhone 17、Pro、Airともに、これまでのiPhoneのガラスよりも3倍の耐擦傷性能、こすっても傷がつきづらい性能を持っているガラスを使用しているということで、傷がつきにくくなったということです。
また、画面も6.5インチに大きくなったということです。
青井実キャスター:
どんどん進化しますが、注目のポイントは何でしょう?
ITジャーナリスト・三上洋さん:
Airは全く今までになかったものです。問題はあの薄いもので折れ曲がらないかという不安です。なのでチタニウムにしたり、非常に強いコーティングにするということをやっています。さらに実際はカメラの部分が出っ張っていて、実はそこに主要なパーツが入っているんです。あと、平たい部分は薄いバッテリーのようで、全く新しい構造になっている可能性があります。
青井実キャスター:
新搭載「冷却機能」というものも気になります。
新搭載の「冷却機能」は、iPhone 17Proに搭載されているものです。
アップル独自の冷却システムを新たに導入したため、熱に強くなったということです。
ITジャーナリスト・三上洋さん:
今、スマホ自体が熱との戦いなんです。というのは、中の頭脳である部分がAIや動画処理でめちゃくちゃ働くので、そこから熱が多く出る。なので、iPhoneとかスマホを触っていると「うわ、熱い!」っていう時あるじゃないですか。あれは中で働いているから。それを和らげるために今回、蒸気冷却。液状のもの、板状のパーツをわざわざ入れて、熱を吸収・分散させるということをやっているんです。
さらに、バッテリーが長持ちするようになるそうです。
動画が最大で30時間再生が可能になり、充電も20分で50%の充電ができるということです。
iPhone16が30分かかるものだったので、約10分早くなるという感じですね。
ITジャーナリスト・三上洋さん:
例えば、動画を編集してそれを書き出すなどといったものが、非常に早い。おそらくノートパソコンを超えるようなスピードになっていますので、非常に高速なものが入っています。
続いて、カメラについてです。
まずは「超広角カメラ」、これは広い風景を高画質で撮影できるもの。
さらに、「光学ズーム」は、Proでは最大8倍にできる性能を備えています。
また、「AIセンターフレーム」というものがあります。
これは大勢で自撮りをする時、手の長さがネックになって画面に入れるのが難しい時があると思います。
そういった時に、インカメラで広角で全員が入るようにAIで調整をしてくれるんだそうです。
ほかには、バックカメラで周りの風景を撮影しながらフロントカメラで自分を撮影できる機能があり、外側と内側の2つのカメラで同時に動画を撮影することができます。
ITジャーナリスト・三上洋さん:
カメラが優秀で、とても画質が高いということだけじゃなくて、AIと組み合わせてインカメラで自撮りする時に、そこに何人いるの、というところまで見ている。その組み合わせがすごいですね。
ほかには「着信スクリーニング機能」といいまして、知らない電話番号から電話がかかってきた時にAIを使って出るべきかどうかを事前に教えてくれるというものもあります。
最後に、値段についてです。
価格維持という話があったんですが、これはアメリカの話で、日本だと少し上がってしまいます。
大体5000円ほど値上げとなっています。
iPhone 17Proで17万9800円~と、ちょっとお高めにはなっています。
青井実キャスター:
アメリカは価格維持なんですね。
ITジャーナリスト・三上洋さん:
実はアメリカ、最低価格は799ドルで変わっていない。トランプ関税どうなるかで、実は8月にアップルのトップのティム・クックCEOとトランプ大統領で会見が行われている映像があるんですが、この時、アメリカ国内にアップルは工場を作るということでディールしているんです。なので、もしかしたらトランプ関税をうまく収めるような判断をしているのかもしれないですね。
青井実キャスター:
今後のスマホのトレンドはどうなっていきますか?
ITジャーナリスト・三上洋さん:
アンドロイドではもう主流になっている折り畳み式。2026年以降は、もしかしたらそれが入ってくるかもしれないですね。
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