
写真はイメージです Shutterstock AI Generator
<バスルームの壁に取り付けられたシャワーのノブがゆっくり外され、その穴から不気味なものが出てくる動画がSNSで注目を集めている>
完全なるプライベート空間であるバスルームでのシャワータイムは、誰もが最もリラックスしており、最も油断している時間でもある。そんなとき、実はその空間に「自分以外の誰か」がいたことに気付いたら......。そんな恐怖のシーンを捉えた動画がネットに投稿され、不気味で恐ろしい光景が大きな注目を集めている。
■【動画】恐怖映像...浴室の壁から出てきた「この世のものとは思えないもの」、ネット民が特定した「正体」とは?
ユーザー名rapatakazは「エクソシストを呼べ(Call the exorcist)」と題した動画を掲示板サイトRedditに投稿した。映像には、壁に取り付けられたシャワーのノブがゆっくりと壁から外され、そこに空いた穴から黒い小さな手が突き出してくる様子が映っている。
まるでホラー映画のワンシーンだが、コメント欄には手の持ち主を推察する声がいくつも寄せられた。どうやら不気味な手は、「異世界の存在」などではないようだ。
コメントのひとつは、「シャワーから出てこようとする『ゴミパンダ』なんて初めて見た」というもの。「ゴミパンダ」とは、アライグマの俗称だ。別のユーザーは「この小さなアライグマの手は、配管工事や電気工事に役立ちそう。大金を稼げるかも」と冗談を飛ばしている。
アライグマだと分かった人たちからは、手を「かわいい」とするコメントも寄せられたが、やはり「気味が悪い」と評する声も多くあった。
アライグマに触れないよう専門家が警告する理由
アメリカでは、こうした形でのアライグマとの遭遇がますます一般的になりつつある。非営利の野生動物保護団体「The Humane World」によれば、アライグマはアメリカ本土のほぼすべてで繁殖していると見られ、都市部から農村地帯まで幅広く生息している。ゴミ箱、家庭菜園、鳥の餌箱、さらには煙突さえも食料調達や寝床に利用されている。
アライグマはそれほど危険な存在ではないが、次のような行動が見られる場合は警戒が必要だ。
・足を引きずる
・よろめいて歩く
・甲高い声で鳴く
・自分を噛んだり引っかいたりする
・理由のない攻撃的な行動
これらは、狂犬病やジステンパー、パルボウイルスなどの重篤な感染症の兆候である可能性がある。また、アライグマの糞には回虫が含まれていることがあり、尿や汚染された土壌を通じてレプトスピラ症が広がることもある。野生動物の専門家は、アライグマには触れないようにし、駆除は専門業者に任せるべきだと警告している。
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