
宮城県は24日、退職した職員を再び迎え入れる「カムバック採用」を導入すると公表した。2年以上の実務経験があり、かつ採用予定日が退職から10年以内の元県職員が対象。2026年4月の復職採用に向けて10月下旬から募集を始め、12月上旬から中旬に選考する。人口流出に伴う人材難に悩むなか、若手・中堅層の確保を狙う。
県が県議会総務企画委員会で明かした。書類審査や面接を経て、離職時の職種で採用する。任期付き職員などは対象外。県は24日から「退職者ネットワーク」の運用も始めた。県の施策や採用案内を定期的に伝え、カムバック採用につなげる。
村井嘉浩知事は同日の記者会見で、制度導入の理由について「人材がなかなか足りない」と述べた。そのうえで「県庁を辞めたけれどもまた戻りたいという人にチャンスを与えたい。ぜひ積極的に手を挙げてほしい」と話した。
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