(写真はイメージです) Stephan Morris-Shutterstock

<撮影時には気付かなかったという女性。コメント欄には「タートルネックで良かった」との声が──>

あるモデルが撮影したアウトフィット・オブ・ザ・デイ(OOTD、「今日のコーデ」の意)の動画が話題となっている。彼女がスタイルを披露している最中に、気付かれないままクモが服の上を這っていたためだ。

【映像】首の裏を這い上がる巨大グモ...女性の「今日のコーデ」紹介動画に映り込んだ衝撃シーンにネット震撼

ロンドン在住の調香師兼モデルであるカレン・オラが9月18日、TikTokでその映像を共有した。彼女が「トラウマを伴うOOTD」と題したこの動画は、5日間で1700万回以上再生されている。


視聴者はすぐに招かれざる客に気付いた。あるユーザーは「タートルネックで良かった」と書き込んだ。別のユーザーは「クモまで一緒にOOTDしてるとは」と冗談を飛ばした。

クモが服の上を這う間もオラが冷静だったことに驚きの声も上がった。

あるコメントには「さすがにあの巨大なクモがあなたの上でカサカサ歩く音、聞こえたよね!?」とあり、他のユーザーは「大げさに言うつもりはないけど、これ見たあと無事に生きてる?」と尋ねた。これに対し、オラはコメントで「生きてる、でもトラウマ」と応じた。

続く動画で、オラはそのクモが注目を浴びた舞台を収めた未編集の完全版を共有した。彼女はこう付け加えた。

「いまだに彼を感じもしなければ見てもいなかったなんて信じられない。結局、私が彼を披露しちゃってたんだね」

タイミングも相まって話題になった。というのも、イギリスでは9月と10月が"クモの季節"の始まりで、オスのクモが交尾相手を求めて家屋内に入り込むことが多いからだ。イギリスで見られるイエグモのオスは、脚を広げた大きさが最大約7.5センチに達し、欧州でも最大級に分類される。

イギリスクモ学会は、大型のイエグモを「大きく、茶色く、毛深く、長い脚を持つ種類で、特に晩夏から秋にかけて家の中でよく見られる」と説明する。見た目は大きくて恐ろしげに見えるかもしれないが、同学会は「その大きさにもかかわらず無害で、人やペットに対してまったく脅威を及ぼさない」と強調している。


にもかかわらず、脅威のないクモでさえも恐れる心理は広く蔓延している。クモ恐怖症(アラクノフォビア)は、2022年に学術誌『BMC Psychiatry』に掲載された研究によると、世界人口の2.7〜6.1%に影響を及ぼしているという。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。