ヒトスジシマカ=KINCHO提供

 秋になっても蚊に刺されることが多いことが話題になっています。交流サイト(SNS)でも「蚊取り線香の出番」「秋の蚊は強烈」などの声が上がっています。専門家によると、秋の蚊は「必死」に人を刺す理由があるとのこと。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「秋の蚊」について解説します。

Q 秋は夏よりも蚊に刺されやすいの?

A 近年では秋が最も蚊が多い季節なんです。気温が下がると蚊が再び活発に動き出し、刺されやすくなります。

Q どうして秋になると蚊が増えるの?

A 蚊は春から数が増え、夏の猛暑日は木陰や草むらで休んでいます。秋になって気温が下がると、個体数の増えきった蚊が、活発に飛び回るようになるからです。

Q 蚊が人を刺すのはどうしてなのかな。

A 国内で人を刺す蚊の代表格は、ヒトスジシマカとアカイエカのメスです。人を刺して血を吸うのは「産卵」に必要な栄養を得るためです。

Q 蚊の寿命ってどのくらいなんだっけ。

A 成虫の寿命はわずか1カ月ほどです。涼しくなって日中も動けるようになると、残り少ない命のある間に子孫を残すために「必死」に刺すようになります。

Q 蚊に刺されないようにするにはどうすれば?

A 重要な対策は二つあります。まず「発生させない」こと。水がたまる場所をなくすことで蚊の発生源を減らせます。次に「寄せ付けない」ことです。体温が高い人や汗をかいた後の人は刺されやすいので注意しましょう。また、黒い服を着ていると狙われやすいです。

Q 蚊はいつまで活動するの?

A 蚊の活動が鈍くなるのは気温が15度を下回るころです。地域によっては11月ごろまで注意が必要です。これから虫よけ商品の売り場が小さくなりますが、刺されやすい人は早めに補充しておくと安心です。

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