埼玉県では、2021年10月にエスカレーターの利用者に立ち止まって乗ることを求める全国で初めての条例が施行されました。

施行から4年となるのを前に26日、さいたま市のJR大宮駅で大野知事や学生など100人ほどがチラシの入ったポケットティッシュを配ってエスカレーターの安全な利用を呼びかけました。

関東では右側を空ける習慣があり、そこを歩く人もいて追突などにつながりかねないほか、障害やけがで右側の手すりしか利用できない人もいることから、学生たちは「左右両側に立ち止まろう」と書かれたプラカードを掲げてエスカレーターの右側に立って訴えました。

参加した高校生は「エスカレーターを駆け下りる人がいると怖いと思います。安全に利用するためにエスカレーターは立ち止まるよう積極的に呼びかけたい」と話していました。

埼玉県消費生活課の松岡信治主幹は、「条例ができる前より立ち止まる人が増えていますが、今も2割ほど歩く人がいます。こうした取り組みが全国に広がれば皆さんの意識が変わり、立ち止まることにつながると考えます」と話していました。

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