
写真はイメージです John Arehart/Shutterstock
<インドの男性が自宅のキッチンで発見した「謎の黒い塊」の写真が大きな話題に。見たことのないような形状をしたこの不気味すぎる物体の正体は?>
キッチンのキャビネットの中で奇妙なものを発見したという投稿が、掲示板サイトRedditで大きな話題になっている。これは、「u/AstronautFit6868」というユーザーが「シンクの隣の戸棚にこんなものが......」というタイトルで投稿したもの。投稿には、戸棚の隅に黒い蜘蛛の巣のような塊ができている写真が添えられている。
■【写真】こんな恐ろしいの初めて見た...自宅のキッチンで発見した「不気味すぎる物体」の写真が話題 「逃げて!」
投稿者の27歳の男性は名前を公表していないが、インドにある自身のアパートでこの異物を発見したと本誌に語った。「水曜日に、インドのバンガロールにあるアパートで見つけた。場所はシンクの隣の戸棚で、普段は皿や調理器具を置いている場所だ」
この発見に、彼と同居人は動揺を隠せなかったという。「正直に言って、最初に見たときは少し怖かった。まるで(SFホラードラマの)『ストレンジャー・シングス』か『ザ・ラスト・オブ・アス』の世界から飛び出してきたような感じだと思った」
最初にこの異物に気づいたのは家政婦だったという。「シンクから水漏れしていて、その水が大理石を伝って棚の中に染み込んでいたようだ。おそらくそれが原因だと思う」「まだ専門業者に見せていないが、そのうち調べてつもりだ」
いまだ正体は特定されていないが専門家の見立ては?
成長を続けるこの物体が何なのか、その正体はまだ特定されていないが、やはり状況から見て「カビ」の可能性が高いだろう。住宅向け保険会社ヒッポ・インシュランスの住宅環境アドバイザーであるコートニー・クロスターマンは、本誌の取材に対して次のように語った。
「写真だけで断定するのは難しいが、このような成長物はカビである可能性が高い」「カビは地下室、屋根裏、浴室、キッチンなど湿気の多い環境で繁殖しやすい。配管、蛇口、屋根、エアコンなどからの水漏れは高い湿度をもたらし、(カビにとって)適度な湿気のある環境につながることがある」
クロスターマンによれば、住宅内でよく見られるカビの種類にはアスペルギルス、ペニシリウム、クラドスポリウム、そしていわゆる「黒カビ」があるという。「カビには多くの種類があり、さまざまな環境や場所で繁殖が可能だ」「住宅の所有者は定期的に家の中をよく確認し、カビが繁殖している兆候がないかを点検した方がいい」
カビ発見した場合には、すぐに除去することが重要となる。「健康や住環境に悪影響を及ぼす可能性がある」と、クロスターマンは言う。そのためには、次のような手順が推奨される。
・水漏れや湿気の原因となっている原因を特定して修理する
・窓を開けたり換気扇や除湿器を使って空気の流れを良くする
・目に見えるカビは、漂白剤や酢を混ぜた水、または専用のカビ除去剤で清掃する
・規模の大きなカビの場合は、専門の業者に依頼する
・保険の契約内容を確認し、カビ除去が対象になっているかを調べる
カビの発生を予防するための具体的な方法
それと同時に、カビの発生を防ぐことも重要となる。クロスターマンによれば、「予防的なメンテナンスを行うことで、問題が深刻化する前にリスクを特定し、対処できる」という。そのための具体策には、以下のようなものがある。
・湿気の多い場所では除湿機を使用する
・定期的に家の掃除をする
・壁などが湿っていたらすぐに乾かす
・収納スペースや地下室など、カビが発生しやすい場所を重点的にチェックする
・湿度や水漏れを検知できる機器を導入し、カビが目に見えるようになる前に異常を発見できるようにする
Redditに投稿された写真を見た人々からは、さまざまな声が寄せられている。「これが何なのかは分からないが、『近づくな』と魂が訴えている。人類はこれを恐れるように進化したようだ」「逃げて!」「見ているだけで吐き気がする」
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