いろりの炭火できりたんぽ鍋作りを実演する女性たち=秋田県大館市で2025年9月26日、田村彦志撮影

 秋田県大館市の鳥潟会館で26日、地元産の新米によるきりたんぽ鍋料理の実演があった。10月11、12両日に開かれる「本場大館きりたんぽまつり」のPRを兼ね、作務衣(さむえ)姿の女性らが腕を振るった。

きりたんぽ鍋=秋田県大館市で2025年9月26日、田村彦志撮影

 実演会では、あきたこまち3キロを炊いてすりこぎですりつぶし、木の串に均一に巻き付けていろりの炭火で焼いた。脂が乗る比内地鶏やネギ、マイタケ、セリなどとしょうゆだしで煮込むと、食欲をそそる香ばしい香りが広がった。

 試食した市や大館商工会議所関係者は「もちもちして甘くておいしい」と笑顔だった。主催した本場大館きりたんぽ協会の石川博司会長は「きりたんぽ鍋ならぜひ本場で味わって」と力を込めた。

 本場大館きりたんぽまつりは同市のニプロハチ公ドームで開催。期間中、約8万人の人出が見込まれている。【田村彦志】

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