日本緩和医療学会、日本腎臓学会、日本透析医学会は29日、医療従事者向けの「腎不全患者のための緩和ケアガイダンス」をホームページで公表した。痛みや精神的な症状などへの対応をまとめた初の手引。がん以外の病気で緩和ケアの提供体制が十分でないとの指摘を受けて作成した。

 人生の最終段階でつらい思いをする患者や家族をなくすことが狙い。序文は「腎不全のみならず、あらゆるがん以外の疾患に対する緩和ケアの普及と質向上の礎となることを期待する」とした。

 ガイダンスは約90ページで、末期の患者を主な対象に想定しつつ、全ての患者に必要に応じて提供されるべきものだと指摘した。(共同)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。