式典であいさつするエアロKの姜秉浩社長=北九州市小倉南区で2025年9月30日午後3時15分、橋本勝利撮影
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 北九州空港と韓国・清州(チョンジュ)を結ぶ定期便の運航が9月30日、始まった。定期便は火、木、土曜の週3便で、運航するのは韓国の格安航空会社(LCC)「エアロK」。同社の姜秉浩(カンビョンホ)社長は「観光、ビジネス、文化交流の活性化を願っている」と述べ、就航に期待した。北九州空港を発着する国際定期便の新規就航は6年ぶり。

 現在、北九州空港を発着している国際線運航は今回の運航開始で2路線目(いずれも韓国)となった。また、エアロKが結ぶ韓国と日本の定期便は9路線目で、九州では福岡空港に次いで2カ所目。

空港関係者らの出迎えを受ける搭乗者たち=北九州市小倉南区で2025年9月30日午後3時、橋本勝利撮影
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 清州を飛び立った就航便が、同日午後2時半過ぎに北九州空港に到着すると、2台の消防車が放水でアーチを作って歓迎。搭乗していた172人が到着口から出てくると、空港関係者らが韓国の国旗を振ったり、記念品を配ったりして出迎えた。

 就航記念式典で武内和久市長は「日韓を結ぶ新たな懸け橋が生まれた記念すべき日。空港の底力を発揮して、九州、日本、アジアの発展につなげていきたい」とあいさつした。

 市港湾空港局の担当者は「さらなる新規路線の開拓を視野に、将来的なエアロKの増便につなげていきたい」と意欲を示した。【橋本勝利】

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